快食・快眠・快便

『快食・快眠・快便』

私は数十年前、高校生の頃に、運動系の部活に日々没頭していたのですが、その時に部の顧問の先生が繰り返し、僕らに伝えていた言葉です。彼曰く、人生のテーマは、

”いかに快食・快眠・快便の毎日を送ることができるか”

だというのです。その恩師は、苗字が『亀』といって『亀仙人』とあだ名がつくくらい年配の方。その方のアドバイスでしたし、当時はわたしも若くて、正直ピンときませんでした。

ですが、社会にでて、昭和・平成な日本企業のキャリア環境を生きていく中で、そのテーマを保つことがいかに難しいことかを思い知ったのです。

お言葉をいただいてから時がたち、恩師も既に永眠されておりますが、歳を重ねるごとに言葉の重みを感じます。亀仙人、ありがとうございます。

『快食・快眠・快便』って、一見とても古臭い、年配者のための言葉に聞こえるかもしれませんが、わたしはキャリアを歩み始めた若い方にこそ、その習慣化は重要だと思っていますし、お伝えしている5つのウェルビーイング、なかでもフィジカルウェルビーイングを、毎日端的にチェックできる、シンプルにして多くを包含したパワフルなフレーズだと思います。

実際に、3つとも揃った日を送るのって簡単ではないと思いませんか?

特にWithコロナになって、どうしても孤食が増えて、快食=たのしく食事をとることは難しくなってきたように思えますし、運動不足にもなりがちで、睡眠や便通にも影響がでがちです。

わたしは、あたまの片隅に常にこの3つを置きながら、『今日はどうかな』と考えながら、仕事に取り組むようにしています。いわばキャリアの座右の銘とひとつと言えます。

たとえば、わたしは締め切りのある仕事を抱えると無意識にそれがフック(ストレイン)となって、おのずと睡眠が浅くなる傾向があります。そんなときは、『あれ?、なぜ睡眠が浅くなったんだろう?』と、しかかりの仕事・タスクを点検、『ああ、これのせいかと。。。』と原因を特定して、さらにそのタスクをできるだけその日の朝に片付けるように心掛けています。

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